Japanese
English
境界領域 転科のタイミング
消化管出血
青木 照明
1
Teruaki Aoki
1
1東京慈恵会医科大学・第2外科
pp.2814-2818
発行日 1983年12月10日
Published Date 1983/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218828
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- 1ページ目 Look Inside
消化管出血(吐血hematemesis,下血melenaor hematochezia)で内科的・保存的治療と外科的・手術的治療との接点,あるいは転科のタイミングが問題となるのは,主として急性出血かあるいは大量出血であろう.しかし近年,少なくともわが国においては,診断的あるいは治療的内視鏡技術(endoscopic surgery)の飛躍的進歩により,従来からの保存的治療対手術的治療という,内科対外科といった診療科間の問題構図は少なくなってきているものと想像される.
しかしその前提としては,内科医であると外科医であるとを問わず,消化管出血という病態を全身的視野に立って判断できる内視鏡医の介在が必須条件であろう.そのうえで,内科的・保存的処置の限界と外科的処置の必要性の位置づけを明確にしていくことが望ましいと考えられる.本稿では,そうした意味で,内科医へというよりは,現在消化管出血患者の初期治療に最も深い関わりあいを持つと思われる内視鏡医を含めて,外科的・手術的治療への接点について提言してみたい.

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