Japanese
English
緊急時の薬剤投与
胆嚢炎の急性期
堀口 正晴
1
,
吉沢 国彦
1
1慈恵医大第3分院内科
pp.1712-1713
発行日 1975年10月10日
Published Date 1975/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206273
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- Abstract 文献概要
はじめに
胆道内の胆汁は細菌に対して好個の培地であり,胆石による胆汁の流通障害や胆道ジスキネジーなどによって胆汁のうっ滞が起こると,細菌は繁殖しやすくなり炎症が生ずる.炎症の成因については,そのほか膵液逆流・トコール酸などの異常胆汁酸あるいは胆汁うっ滞・アレルギーの関与など種々の説が唱えられている.しかし,いずれにしろ細菌感染が重要な役割を果たしていることは明らかである.それ故に,胆嚢炎の急性期の薬剤投与に際しては化学療法剤の選択がもっとも重要であろう.
胆嚢炎の急性期には,最初から外科的療法を行うほうがよいとの主張もあるが,まず内科的に治療し,急性期が過ぎ全身状態の回復を待って手術を考慮するというのが一般的である.しかし,急性胆嚢炎が悪化し,急性壊疽性胆嚢炎・胆嚢蓄膿・穿孔・胆汁性腹膜炎および化膿性胆管炎・肝膿瘍・横隔膜下膿瘍などになると手術の絶対的適応であり,見逃せば致命的となるので,常にこれらを念頭において対処することが重要である.
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