急性腹症に対する低侵襲アプローチ-適応と手技
急性胆嚢炎
松井 陽一
1
,
廣岡 智
,
山木 壮
,
小塚 雅也
,
小坂 久
,
山本 智久
,
柳本 泰明
,
里井 壮平
,
井上 健太郎
,
權 雅憲
1関西医科大学 外科
キーワード:
術後合併症
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
,
胆嚢炎-急性
,
胆汁漏出
Keyword:
Postoperative Complications
,
Cholecystectomy, Laparoscopic
,
Cholecystitis, Acute
pp.838-843
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017342229
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
急性胆嚢炎の治療は,Updated Tokyo Guidelinesにより基本的に早期の腹腔鏡下胆嚢摘出術が推奨されるようになった.しかしその治療法選択には,発症から手術までの期間,重症度,総胆管結石の有無,患者背景,施設の熟練度などさまざまな要因が関与する.また炎症の程度により容易なものからむずかしいものまで手術難易度に大きな差があり,治療法を一律に規定することはむずかしい.当院での治療方針に文献的考察を加え,急性胆嚢炎に対する最新の治療を考察する.
©Nankodo Co., Ltd., 2017