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連載 保健医療福祉の事業評価 市町村で効果的に評価を進めるためのTIPS・3
事業評価とロジックモデル
成瀬 昂
1
,
田上 豊
2,3
,
吉田 裕美
4
,
田口 敦子
4
,
津野 陽子
5
,
岸下 洸一朗
6
1SOMPOインスティチュート・プラス株式会社
2有限会社コルヌコピア
3前・埼玉県立大学大学院保健医療福祉学研究科
4慶應義塾大学看護医療学部
5埼玉県立大学健康開発学科健康情報学専攻
6埼玉県狭山保健所
pp.281-287
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134883330820030281
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はじめに
「評価」という言葉が広く使われるようになり、「ロジックモデル」という用語も、保健事業の現場で目にする機会が増えてきました。一方で、ロジックモデルは「計画通りに進んだかどうかを確認するための道具」や「成果を説明するための形式」として、少し身構えて受け止められているかもしれません。
しかし、地域やケアの現場で行われる事業は、必ずしも想定通りに進むものではありません。関わる人や状況との相互作用の中で、当初の見立てが揺らぎ、書き換えられていくことは、むしろ日常的です。
ロジックモデルは、そうした不確かさを排除するための枠組みではありません。事業に込めた意図や仮説を関係者と共有し、変化を見通しながら、時に立ち止まり、考え直すための思考の足場として用いるものです。本稿では、市町村保健師の立場から、ロジックモデルとのより良い付き合い方について考えていきます。

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