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症例ライブラリー 今日もまたいつもの大腿骨近位部骨折
フレイル/サルコペニアで貧血あり
松川 航太郎
1
,
持田 崇
1
Kotaro MATSUKAWA
1
,
Takashi MOCHIDA
1
1新潟県立中央病院 麻酔科
キーワード:
体重減少
,
制限的輸血戦略
,
末梢神経ブロック
Keyword:
体重減少
,
制限的輸血戦略
,
末梢神経ブロック
pp.434-437
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360330050434
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■症例
とある日の朝,整形外科医から大腿骨転子部骨折に対し観血的骨接合術(ガンマネイル)を本日中に行いたいとコンサルテーションがあった。
患者は93歳の女性。身長148cm,体重38kg,BMI 17.3kg/m2。自宅で深夜にトイレに行こうとした際に転倒,体動困難となり救急外来へ搬送された。画像検査で大腿骨転子部骨折を認め入院した。入院時の血液検査でヘモグロビン値(Hb)7.6g/dLと貧血を認めた。胸部X線写真では心拡大や肺野の異常を認めなかった。既往に脳梗塞があったが麻痺はなく,アスピリンを内服していた。そのほか高血圧,骨粗鬆症に対して治療をしていた。生活は息子と二人暮らしで,日常生活動作(ADL)は自立していた。しかし半年間で4kg程度の体重減少,易疲労感を認め,手足の力が弱り歩行が不安定で時間がかかるようになってきていた。
予定手術の進行状況や手術室スタッフ,麻酔科医のマンパワーも考慮し,夕方にオンコールで手術の方針とした。患者および家族に麻酔の説明を行い,同意を得て手術室入室となった。
さて,あなたならどうする?

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