特集 明日から始める「性差医療」—性差とライフステージを考える
領域あるいは疾患ごとの性差を踏まえた診療実践
高齢者のフレイル・サルコペニアにおける性差—フレイル・サルコペニアとホルモン
小川 純人
1
1東京大学大学院医学系研究科老年病学
キーワード:
フレイル
,
サルコペニア
,
ホルモン
,
QOL
,
ADL
Keyword:
フレイル
,
サルコペニア
,
ホルモン
,
QOL
,
ADL
pp.307-309
発行日 2025年2月10日
Published Date 2025/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620020307
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Point
◎加齢に伴う機能変化や予備能力の低下によって健康障害リスクを有する状態はフレイルと理解され,QOL・ADLに及ぼす影響が大きい.
◎フレイルやサルコペニアの発症や進展にホルモンなどの低下が関与し,性差が認められる可能性がある.
◎運動介入により内因性の性ホルモンレベルが上昇する可能性があり,フレイルの予防・改善に効果的である可能性が考えられる.
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