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特集 コンピテンシー基盤型カリキュラムに臨床薬理の視点を組み込む
—コンピテンシー基盤型カリキュラムによる看護実践能力の質保証—臨床薬理の視点を看護の臨床判断に組み込み、共同意思決定を支える
西村 礼子
1,2,3
1東京医療保健大学
2東京医療保健大学IR推進室
3東京医療保健大学基礎看護学
pp.424-432
発行日 2026年8月25日
Published Date 2026/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.004718950670040424
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はじめに
看護基礎教育において、薬理学は必修の学修内容であり、対象の健康の維持・増進やQOLの向上には不可欠な視点の1つである。しかし実際には、学生の学修は薬物名や作用機序の記憶に偏り、看護学で求められる対象の共同意思決定をアウトカムとした臨床判断と十分につながらないまま学修が断片化していることが少なくない。
看護学教育モデル・コア・カリキュラム(令和6年度改訂版)(以下、モデルコア)は、看護学教育をコンテンツ基盤からコンピテンシー基盤へ転換し、資質・能力(コンピテンシー)、マイルストーン(評価時期)、到達度、ブループリント、教育内容を往還させながら卒業時の質保証を図る構造を明確にした1-3)。この転換の意義は、臨床薬理を含む医療専門職の共通知識を単独科目として完結させず、患者安全、共同意思決定、多職種連携、情報活用を支える看護学の臨床判断の中に組み込むことができる点にある。
本稿では、臨床判断の6つの認知プロセスを参照しつつ、臨床薬理の視点を統合した看護の臨床判断をカリキュラムの中でどのように育成し、どのように一貫して評価するかを論じる。

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