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特集 プライマリ・ケアにおける患者安全・質改善の地平線
第3章 処方カスケードを断ち切る—ポリファーマシー対策
薬局・薬剤師との協働:疑義照会と安全情報フィードバックの実際—疑義照会は医療の質と安全を支える情報統合・協働プロセス
八田 重雄
1
1多摩ファミリークリニック
キーワード:
疑義照会
,
情報統合
,
連携
,
協働プロセス
Keyword:
疑義照会
,
情報統合
,
連携
,
協働プロセス
pp.1540-1543
発行日 2026年9月10日
Published Date 2026/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990630101540
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Point
◎疑義照会とは,薬剤師が多角的情報を統合し,医師と協働で治療の妥当性を再検討する専門的行為である.指摘ではなく協働であり,対立ではなく補完として医療の質と安全を支える.
◎疑義照会関連事例のうち約7割に健康被害の可能性があり,約6割が処方変更に至ることから,誤りや重複投与を未然に防ぐ重要な安全機構と位置づけられる.
◎薬剤師は薬歴・併用薬・副作用歴・生活背景を統合し照会を行う.多くが医師に受け入れられ,処方箋外情報も重要で,薬剤師は情報統合者として診療を補完している.
◎疑義照会は医師と薬剤師の協働プロセスで,質は関係性に依存する.良好な関係は提案を促し,安全性向上につながる.日常的な情報共有や研修,心理的安全性の確保が鍵となる.

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