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増刊号特集 最近のトピックス2026 Clinical Dermatology 2026
5.皮膚科医のための臨床トピックス
疾患啓発と当事者の声が導いた北海道北るもい地域の納豆アレルギー調査
Natto allergy research in a local area of Hokkaido guided by disease awareness and patient voices
黒鳥 偉作
1
Isaku KUROTORI
1
1北海道大学大学院医学研究院社会医学分野公衆衛生学教室
1Department of Public Health, Faculty of Medicine, Hokkaido University
キーワード:
食物アレルギー
,
納豆アレルギー
,
ポリガンマグルタミン酸
,
サーファー
Keyword:
食物アレルギー
,
納豆アレルギー
,
ポリガンマグルタミン酸
,
サーファー
pp.175-177
発行日 2026年4月10日
Published Date 2026/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002149730800050175
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要約 これまで納豆アレルギーの報告は症例報告や症例シリーズに限られている一方,北海道の一地域のホタテガイ養殖従事者の間で納豆アレルギーの当事者が複数いることがわかった.当時,納豆アレルギーは未知の病気であり,当事者が個別で対処しなければならなかったが,疾患啓発を契機として社会的認知され,当事者と医療者が問題意識を共有した.当事者と協働して疫学調査を行ったところ,ホタテガイ養殖は納豆アレルギーのリスクではなく,手袋をつけることで予防可能であること,さらに,治癒の可能性があることがわかった.本調査は疾患啓発および当事者の声によって導かれ,その声とともに構築され,最終的に当事者に還元された研究である.

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