特集 里山資本主義と地域医療
【事例】
「るもいコホートピア構想」と地域医療
笹川 裕
1
1留萌市立病院
キーワード:
地域医療
,
コホート研究
,
るもいコホートピア構想
,
健康の駅
,
医療人育成
Keyword:
地域医療
,
コホート研究
,
るもいコホートピア構想
,
健康の駅
,
医療人育成
pp.702-705
発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102855
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2006年,北海道留萌市は地域医療と市財政が危機に瀕し,地域医療再生と地域再生が同時に必要な状況に陥っていた.医師不足や赤字に苦しむ市立病院,少子高齢化に伴った労働人口・総人口の減少,地元産業の低迷が影響し財政難に陥った地方行政など,負の課題が山積していた.2010年,幸いにも病院は不良債務を解消し,2011年,留萌市も財政難から脱却できた.短期間でよくそこまで回復できたものだと感心されるかもしれないが,何よりも市民や市職員・病院職員の協力,議会・行政などの地域力・総合力が大きな要因であった.本稿ではそれを紹介する.
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