論評
危機に強い医薬品安全保障の確立
―医薬品国内自給率3割を克服するために〈後編〉
田前 雅也
1
1日本製薬団体連合会 安定確保委員会委員長
pp.16-24
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2995004
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※前編から続く 前編では、経済安全保障の観点から重要な医薬原薬確保の必要性や基礎的な医薬品の老朽化した製造設備更新に対する財政支援の必要性について述べたが、後編では、我が国の戦略的自律性あるいは戦略的優位性・不可欠性を確保していく上での感染症治療薬や新興感染症に対するワクチンの開発、生産体制整備の重要性について触れていきたい。 4 感染症領域における戦略的自律性・優位性・不可欠性の確保 ⑴国産ワクチン 日本は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにおいて、海外で早期に開発されたワクチンに頼らざるを得ない状況を経験した。

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