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Keyword: ▶遺伝学の進歩により,アテローム血栓性脳梗塞の感受性遺伝子や脳小血管病(ラクナ梗塞)の原因遺伝子が次々と明らかになってきた. , ▶わが国のアテローム血栓性脳梗塞の最大級の感受性遺伝子はRNF213である. , RNF213 p.R4810Kバリアントの頻度は若年発症の頭蓋内動脈狭窄例では30%を超える. , ▶わが国の単一遺伝子異常による脳小血管病の大部分は,NOTCH3変異(CADASIL),HTRA1変異(CARASIL),ABCC6変異(弾性線維性仮性黄色腫)により説明可能である. , ▶CADASILはこれまで想定されていた以上に高頻度の疾患であり,軽症例は見逃されている. , ▶一見孤発性の脳卒中や血管性認知症の中に,NOTCH3変異の保因者が多く含まれている. , NOTCH3 p.R75P変異によるCADASILでは,典型的な前側頭極の白質病変が観察されないことが多い. , ▶CARASILは常染色体潜性の遺伝様式を示す希少疾患であるが,ヘテロ接合性HTRA1変異でも脳小血管病を発症しうる. , ▶女性のFabry病では血液中のαガラクトシダーゼ活性が基準値範囲でもFabry病が否定できず,遺伝子検査が必須となる. , ▶Fabry病はαガラクトシダーゼ酵素補充療法による治療が可能である. , ▶脳出血の原因遺伝子として知られているものは少ないが,collagen4A1/2, APP, CCM1/2/3などがある. , ▶MELASの80~90%はmtDNA変異によって引き起こされるため,母系遺伝形式をとる. , ▶弾性線維性仮性黄色腫は日本人の遺伝性脳小血管病で頻度が高いことが最近明らかとなった. , ▶Ehlers-Danlos症候群には,頭頸部を含む全身の血管病変をきたす血管型がある. pp.83-88
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.43.01_017

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電子版ISSN 印刷版ISSN 0910-1551 文光堂

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