特集 脳血管障害
トピックス
脳梗塞急性期の自然リンパ球MAIT細胞の動態と機能解析
小澤 忠嗣
1
,
田中 亮太
1
1自治医科大学内科学講座神経内科学部門
キーワード:
▶脳梗塞急性期の神経炎症にMAIT細胞が強く関与していることが示唆されている.
,
▶MAIT細胞制御を標的とした脳梗塞の新規治療法の開発が期待される.
Keyword:
▶脳梗塞急性期の神経炎症にMAIT細胞が強く関与していることが示唆されている.
,
▶MAIT細胞制御を標的とした脳梗塞の新規治療法の開発が期待される.
pp.89-91
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.43.01_018
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
近年,脳梗塞の急性期治療は静注血栓溶解(recombinant tissue-type plasminogen activator:rt-PA)療法と機械的血栓回収療法の発展により,患者の予後は大幅な改善が得られるようになってきた.しかし,多くの脳梗塞患者はこれら再開通療法の恩恵を受けられず,依然として脳梗塞後遺症により生活の質を落とす症例は多い.そのため,脳梗塞急性期に対する革新的新規治療法の開発が喫緊の課題である.脳梗塞急性期の病態では,虚血による直接的な細胞死に加えて,無菌的脳内炎症が増悪に大きく寄与している.しかし,炎症の機序は不明な点も多く,炎症・免疫系を標的として実用化された治療薬はいまだない.われわれは自然リンパ球Mucosal-Associated Invariant T Cell(MAIT細胞)に着目し研究を進めており,脳梗塞急性期におけるMAIT細胞の役割について概説する.

Copyright © 2026 Bunkodo Co.,Ltd. All Rights Reserved.

