Discussion 座談会
遺伝子治療の現状を考える ~脊髄性筋萎縮症の経験を踏まえて~
石垣 景子
1
,
粟野 宏之
2
,
小牧 宏文
3
,
石川 悠加
4
1東京女子医科大学小児科学講座 准教授
2鳥取大学研究推進機構研究基盤センター遺伝子管理部門 教授
3国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター/トランスレーショナル・メディカルセンター センター長
4国立病院機構北海道医療センター 神経筋/成育センター長
pp.5-10
発行日 2023年11月20日
Published Date 2023/11/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0119.03.01_0005-0010
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近年,神経・筋疾患領域においては多くの治療が臨床適用されるようになり,遺伝子治療の臨床開発も進んでいる.かつて未知の領域であった遺伝子治療について,多くの施設が経験を積むなか,臨床現場ではすでにさまざまな課題が報告されつつある.そこで本誌では,神経・筋疾患領域の遺伝子治療のあり方をテーマとして前半・後半に分けた座談会を企画した.前半となる今回は,脊髄性筋萎縮症(spinal muscular atrophy:SMA)の経験を踏まえた遺伝子治療の現状について,エキスパートの先生方に討論いただいた.
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