若手ドクターの広場
嗜癖性障害の治療ギャップ縮小策としてのデジタルメディシン
宋 龍平
1
1地方独立行政法人岡山県精神科医療センター
pp.36-38
発行日 2019年7月30日
Published Date 2019/7/30
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.07.02_0036-0038
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岡山県精神科医療センターの宋龍平です。この度は本稿での執筆の機会をいただき誠にありがとうございます。私は三重大学を卒業後,神戸市立医療センター西市民病院で初期研修を終え,神戸大学医学部附属病院に精神科専攻医として1年間所属した後,岡山県精神科医療センターに移りました。2019年度で同センターに所属して6年目になります。嗜癖性障害との本格的なかかわりは精神科専攻医3年目からです。以来4年間,アルコール使用障害,物質使用障害,ギャンブル障害,思春期のゲーム,インターネットの過剰使用やその他の行動嗜癖に苦しむ方々の診療に,医師や看護師,作業療法士,臨床心理士,精神保健福祉士の同僚とともに携わってきました。精神科後期研修を終えた2016年度には,京都大学大学院の臨床研究者養成コースで1年間にわたって臨床研究の方法論について系統的に学びました。以降,精神科臨床現場での課題を明らかにし,解決の糸口に繋げることを目指して複数の臨床研究にもかかわっています。
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