Japanese
English
特集 胃癌治療のup-to-date—機能温存手術と縮小手術
縮小手術
早期胃癌に対する縮小手術
Limited operation for early gastric cancer
太田 惠一朗
1
,
新井 正美
1
,
大山 繁和
1
,
高橋 孝
1
,
中島 聰總
1
,
西 満正
1
Keiichiro OHTA
1
1癌研究会附属病院外科
キーワード:
早期胃癌
,
リンパ節転移
,
縮小手術
Keyword:
早期胃癌
,
リンパ節転移
,
縮小手術
pp.1295-1299
発行日 1996年10月20日
Published Date 1996/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902421
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1960年から1990年までに切除されたM,SM胃癌2,110例の,占居部位,腫瘍長径,肉眼型および組織型とリンパ節転移状況の検討から早期胃癌に対する縮小手術を考えた.長径4cm以上では,標準的D2郭清+α,4cm未満では,切除範囲の縮小とD1郭清+重点的郭清,2cm未満では小彎と占居部位周辺の郭清と送走神経温存が可能である.中部胃癌に対する幽門輪温存術は,長径1.5cm未満が望ましい.未分化の隆起型(Ⅰ,Ⅱa),2cm以上のⅡa+Ⅱc型とpor2の症例の縮小手術には慎重に対処する.
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