Japanese
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特集 今日の肺癌診療
肺癌における縮小手術のポイント
The point of limited operation for lung cancer
山口 豊
1
,
田宮 敬久
1
,
木村 秀樹
2
1千葉大学医学部附属肺癌研究施設外科
2千葉県がんセンター呼吸器科
キーワード:
肺癌
,
縮小手術
,
手術適応
,
区域切除
,
部分(楔状)切除
Keyword:
肺癌
,
縮小手術
,
手術適応
,
区域切除
,
部分(楔状)切除
pp.1267-1270
発行日 1993年10月20日
Published Date 1993/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901261
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肺癌に対する根治的手術とはいえない縮小手術は,一般に末梢発生の肺癌例のうち主に低肺機能例に対して侵襲を可及的小さくし,機能温存をはかるために選択される術式である.腫瘍は小型で,T1N0M0で,胸膜癌浸潤を認めないなどの条件を具備していることが望ましい,縮小手術による死亡率は定型的手術より低い.また,縮小手術の成績は定型的手術と比べて差はない.surgical marginは腫瘍から1.5〜2cm離すことが望ましい.また,レーザーメスあるいは電気メスによる部分切除も局所再発防止に有用である.切除面からの空気洩れ防止にフィブリングルーは有用である.肺自動縫合器の利用に当たっては,縫縮による肺実質の損失と変形に十分に留意する.
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