若手ドクターの広場
女性のアルコール依存症患者さんとのかかわりについて
角田 三穂子
1
1阪和いずみ病院
pp.34-35
発行日 2019年7月30日
Published Date 2019/7/30
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.07.02_0034-0035
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当院は大阪府南西部泉州地区に位置する病院で,主に同地区や大阪中心部の患者さんを,60床あるアルコール依存症専門病棟で治療している。患者さんの半数以上は女性であり,女性エリアには,下は10代,上は80代までのさまざまな年代の女性が共同生活を送っている。例会や男女別ミーティング,講話,SMARPPのグループワークなどに加え,アルコール作業療法の時間には,カードゲームARASHI(三重県立こころの医療センター 長徹二先生らが開発)や依存症かるたなど遊びの要素を入れたもの,未来の自分に宛てた手紙を作成するプログラムなども導入している。本稿では,多くの女性患者さんが集う当病棟の様子を紹介したい。
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