連載
ホルモンQ&A
小野 政徳
1
1金沢大学医薬保健研究域医学系産科婦人科学 特任准教授
pp.64-68
発行日 2017年6月1日
Published Date 2017/6/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.24.02_0064-0068
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A1:日本人女性の乳癌の罹患率は大腸癌や肺癌とともに極めて早いペースで増加しており,閉経前の性成熟期でもこの40年間に3倍から4倍に増加している。このような背景のなか,晩婚化により挙児を希望する生殖年齢の乳癌女性が増え,妊孕能の温存が乳癌治療の重要な課題となっている一方で,ホルモン療法そのものが乳癌女性患者の生殖機能に与える影響も問題になりつつあり,閉経前の患者においてホルモン治療が卵巣を過剰刺激する症例が問題となってきている。
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