連載
グラビア・目で見る遺伝子異常と婦人科内分泌疾患 ―G蛋白異常と性機能障害―
澤田 健二郎
1
1大阪大学大学院医学系研究科産科学婦人科学講師
pp.4-7
発行日 2017年6月1日
Published Date 2017/6/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.24.02_0004-0007
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G蛋白質は,グアニンヌクレオチド結合蛋白質(guanine nucleotide-binding proteins)の略称であり,second messenger cascadeを司る。細胞内の生化学的反応を切り替える「スイッチ」としてグアノシン三リン酸(guanosine triphosphate;GTP)をグアノシン二リン酸(guanosine diphosphate;GDP)へ替えるためこの名がついている。G蛋白質は大きく分けて三量体G 蛋白質と低分子量G蛋白質の2つが存在する。
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