特集 主役となる補体
C1qファミリー分子の神経系における機能
柚﨑 通介
1
1慶應義塾大学ヒト生物学-微生物叢-量子計算研究センター 特任教授
キーワード:
補体
,
シナプス形成
,
シナプス可塑性
,
認知症
,
てんかん
Keyword:
補体
,
シナプス形成
,
シナプス可塑性
,
認知症
,
てんかん
pp.32-35
発行日 2025年12月15日
Published Date 2025/12/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.42.04_0032-0035
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C1qファミリーは、C末端に補体と同様の球状C1q(gC1q)ドメインを有するタンパク質であり、ヒトでは33のタンパク質からなる。C1qグループはアディポカインとして脂肪細胞や肝臓で合成され、Cblnグループに属するC1qlサブファミリーやCblnサブファミリーは神経系で高発現する。さらにCollagen VIIIのように細胞外基質の構成分子も含まれる。このようにC1qファミリーには多様な分子が含まれ、神経系・代謝系・免疫系を越えた多臓器において機能するが、いずれもgC1qドメインがもつ多量体形成能とパターン認識機能が機能の発現に重要な役割を果たしている。本稿では、近年、精神神経疾患との関連性で話題が多いC1qサブファミリー、そしてシナプス形成分子Cblnサブファミリーについて概説する。

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