増大特集 学術研究支援の最先端
Ⅱ.先端モデル動物支援プラットフォーム(AdAMS)
ⅲ.生理機能解析支援
網羅的行動解析支援を活用した自閉スペクトラム症発病機構の解明
吉田 知之
1
Yoshida Tomoyuki
1
1富山大学学術研究部医学系
キーワード:
シナプスオーガナイザー
,
シナプス形成
,
NLGN3
,
自閉スペクトラム症
,
社会性発達
Keyword:
シナプスオーガナイザー
,
シナプス形成
,
NLGN3
,
自閉スペクトラム症
,
社会性発達
pp.460-461
発行日 2024年10月15日
Published Date 2024/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201928
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自閉スペクトラム症(ASD)は社会性や対人コミュニケーションの障害,興味の限局,常同性を主な症状とする発達障害で,シナプスの形成や機能の調節に関わる遺伝子上の変異が発病の一因となることが示唆されている。本稿では,ASD関連遺伝子産物として知られるシナプス細胞接着タンパク質NLGN3の変異マウスの網羅的行動解析から見いだされた新規の社会性調節機構・ASD発病機構について概説する。
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