特集 主役となる補体
補体と神経疾患のかかわり
岩尾 和紀
1
,
磯部 紀子
2
1九州大学大学院医学研究院神経内科学
2九州大学大学院医学研究院神経内科学 教授
キーワード:
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)
,
重症筋無力症(MG)
,
エクリズマブ
,
ラブリズマブ
,
ジルコプラン
Keyword:
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)
,
重症筋無力症(MG)
,
エクリズマブ
,
ラブリズマブ
,
ジルコプラン
pp.27-31
発行日 2025年12月15日
Published Date 2025/12/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.42.04_0027-0031
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補体は自然免疫において中心的役割を果たし、自然免疫と獲得免疫をつなぐ機構として知られる。近年、補体が神経疾患の発症・進展に関与することが明らかとなり、治療標的として注目されている。本稿では、補体阻害薬がわが国で適応を有する視神経脊髄炎スペクトラム障害(neuromyelitis optica spectrum disorders:NMOSD)および重症筋無力症(myasthenia gravis:MG)を中心に、補体の関与と治療戦略を概説する。またギラン・バレー症候群やアルツハイマー型認知症などにおける補体の関与も報告されており、その他の神経疾患においても補体阻害薬が今後の治療開発において重要なターゲットとなる可能性がある。

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