特集 パーキンソン病診療最前線
非運動症状への対応
深江 治郎
1
1順天堂大学医学部付属練馬病院脳神経内科 准教授
キーワード:
睡眠障害
,
認知機能障害
,
精神症状
,
自律神経障害
Keyword:
睡眠障害
,
認知機能障害
,
精神症状
,
自律神経障害
pp.35-39
発行日 2019年4月20日
Published Date 2019/4/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.37.04_0035-0039
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
パーキンソン病(Parkinson's disease;PD)の主な運動症状は,無動,振戦,固縮および姿勢反射障害がある1)。また,PDのもう1つの特徴として徐々に進行していくことがあげられる。PDの神経変性はドパミン神経だけではなく,非ドパミン神経へ広がっていくことが判明している。そのため,その進行とともにPDには多彩な非運動症状が出現する。これまでの報告から,非運動症状がPDの生活の質(quality of life;QOL)に大きく影響を及ぼしていることが判明している2)。これらの非運動症状に対する対処方法を2018年版のパーキンソン病の診療ガイドラインを中心に概説する3)。「KEY WORDS」睡眠障害,認知機能障害,精神症状,自律神経障害
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.