外科医が知っておくべき緩和ケア
癌患者の精神症状への対応 してはいけないこと,してほしいこと
佐伯 吉規
1
,
山田 健志
,
下田 和孝
,
向山 雄人
1がん研究会有明病院
キーワード:
Alprazolam
,
Clonazepam
,
Haloperidol
,
Lorazepam
,
腫瘍
,
せん妄
,
経口投与
,
Risperidone
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
Mirtazapine
,
Olanzapine
,
Quetiapine
,
抑肝散
,
精神症状
,
Eszopiclone
,
Ramelteon
,
苦痛
Keyword:
Quetiapine Fumarate
,
Eszopiclone
,
Administration, Oral
,
Alprazolam
,
Delirium
,
Clonazepam
,
Haloperidol
,
Lorazepam
,
Neoplasms
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
Risperidone
,
Mirtazapine
,
Olanzapine
,
Ramelteon
,
Yi-Gan San
pp.367-374
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013197251
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緩和医療の領域において,「こころのケア」がより重要視されることは論をまたないが,身体加療を行う医療者の立場からすれば,精神症状の見極めを行うことは難解であるという声も聞かれる.本稿ではこのような現場の意見をふまえ,緩和医療の場面での精神症状への対応について,たとえば,「ベンゾジアゼピン系薬剤の漫然とした投与をしてはいけない」など,「してはならないこと」に焦点をあて言及した.また「熟睡を得させる薬物治療」についても具体的な使用法を交え記載を行った.
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