特集 多発性骨髄腫の最新情報Ⅱ
骨髄腫治療の際の支持療法:cryotherapyも含めて
石田 禎夫
1
1札幌医科大学消化器・免疫・リウマチ内科学講座准教授
キーワード:
多発性骨髄腫
,
ボルテゾミブ
,
サリドマイド
,
レナリドミド
,
ポマリドマイド
,
パノビノスタット
Keyword:
多発性骨髄腫
,
ボルテゾミブ
,
サリドマイド
,
レナリドミド
,
ポマリドマイド
,
パノビノスタット
pp.71-74
発行日 2016年1月20日
Published Date 2016/1/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.34.01_0071-0074
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「はじめに」多発性骨髄腫(multiple myeloma;MM)に対する治療薬の開発は目覚ましく,日本でもプロテアゾーム阻害薬であるボルテゾミブ,免疫調整薬であるサリドマイド,レナリドミド,ポマリドマイド,ヒストン脱アセチル化酵素(histone deacetylase;HDAC)阻害薬であるパノビノスタットが使用可能になった。それぞれの薬剤ごとに効果が異なるように,有害事象も大きく異なる。副作用を最低限に抑え治療を継続することがMMコントロールに重要であり,それぞれの有害事象を熟知し対応することが重要と考える。誌面の都合でポイントのみを概説させていただく。「Ⅰ.MPB療法の副作用と対策」メルファラン+プレドニゾロン+ボルテゾミブ(MPB)療法とメルファラン+プレドニゾロン(MP)療法の第Ⅲ相臨床試験であるVISTA試験1)では,4コースまではボルテゾミブを週に2回投与した。「KEY WORDS」多発性骨髄腫,ボルテゾミブ,サリドマイド,レナリドミド,ポマリドマイド,パノビノスタット
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