特集 これからのガイドラインの読み方,使い方
Ⅱ.国内のガイドラインから考える
循環器
川崎病
三浦 大
1
1東京都立小児総合医療センター循環器科
pp.267-271
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001584
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
■不全型を含め川崎病の標準治療は,IVIG一括投与とASA経口投与である.
■IVIG不応予測スコア高リスク例には,PSLあるいはCsAの初期併用が推奨される.
■IVIG不応例は投与終了後24~36時間(原則として開始後48時間)で判定し,IVIG再投与などの追加治療を行う.
■ステロイド,CsAのほか,IFX,UTI,血漿交換も追加治療の選択肢である.
■冠動脈瘤の抑制のためには,第7病日までのIVIGの投与と,不応例でも第9病日までの炎症の終息が重要である.

Copyright © 2025, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.