特集 これからのガイドラインの読み方,使い方
Ⅰ.ガイドラインのつくり
エビデンスレベルが表すこと
西山 将広
1
1兵庫県立こども病院神経内科
pp.25-31
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001550
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
■ガイドラインの推奨文には「エビデンスの確実性」と「推奨の強さ」の記載がある.
■エビデンスレベルは臨床研究の信頼性を表しており,「エビデンスの確実性」の根拠となる.
■エビデンスレベルは,メタ解析,ランダム化比較試験,非ランダム化比較試験,コホート研究,症例対照研究,記述研究,専門家の意見,の順に高い.
■重要臨床課題でも患者データに基づく報告がない場合も多く,記述研究(症例報告,ケース・シリーズ)を積み重ねることが,将来のガイドライン作成につながる.

Copyright © 2025, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.