連載 臨床で研究に親しむ・14
集めたデータをどのように表すか
金井Pak 雅子
1
1国際医療福祉大学
pp.186-188
発行日 1998年2月1日
Published Date 1998/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905535
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はじめに
私たちは学会や雑誌などで「危険率5%で有意差を認めました」とか「分散分析一元配置法により統計処理をした結果」などという言葉を聞いたり,読んだりするとそれだけで「何だかよくわからないけど,すごいことみたい」と思ってしまい,それ以上は少々遠い存在としてとらえがちな傾向にあります.
確かに,統計処理を行なった研究はそれなりに説得力があります.そのために知っておくと研究論文を読んだり,自分で研究をする時などに役に立ちます.今回紹介する例は,数値の扱い方としてまず集めたデータをどのようにして表すか,代表的な方法を3つ解説いたします.
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