連載 文献収集と管理・第1回【新連載】
文献の種類とエビデンスレベル
森山 英樹
1
Hideki MORIYAMA
1
1神戸大学生命・医学系保健学域
pp.103-106
発行日 2025年1月15日
Published Date 2025/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590010103
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
文献の種類
文献は,すでに公表された研究などの記録である.これまでに何が行われ,何が考えられてきたか,さらにある問題についてどこまで解決され,残されている問題は何なのかを知ることができる.
文献には,一次資料(一次情報)と二次資料(二次情報)がある.前者は学術雑誌に掲載された論文,学会予稿集や会議録,特許情報などオリジナリティをもつ情報であり,後者には一次資料をまとめた総説,書籍,診療ガイドライン,一次資料へのアクセス手段のために編集された抄録誌や索引誌などがある.効率よく情報収集するためには,大量の一次資料を検索する前に,関連する二次資料にあたり,おおよその知識をつかむほうがよい.
Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.