特集 新生児・乳児の感覚に寄り添う
Ⅰ.感覚器の発生と発達
味覚の発達
成川 真隆
1
,
三坂 巧
2
1京都女子大学家政学部食物栄養学科
2東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻
キーワード:
食物
,
味
,
嗜好性
,
食経験
Keyword:
食物
,
味
,
嗜好性
,
食経験
pp.390-396
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000914
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
SUMMARY
▷食物の味は味蕾によって検出される.
▷味蕾は胎生期に発生する.
▷母親の食事は,羊水や母乳を介して,子どもの嗜好性に影響を及ぼす.
▷食経験は嗜好性の形成に重要となる.
▷食刺激は大脳皮質食関連領域の神経回路網を大きく変化させる可能性がある.
Copyright © 2024, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.