特集 小児COVID-19の現在地と小児医療に与えたインパクト
Ⅲ.新型コロナ時代の子どもの課題
不登校
作田 亮一
1
1獨協医科大学埼玉医療センター子どものこころ診療センター
キーワード:
不登校
,
COVID-19パンデミック(コロナ禍)
,
思春期メンタルヘルス
,
Bio-Psycho-Social(BPS)モデル
Keyword:
不登校
,
COVID-19パンデミック(コロナ禍)
,
思春期メンタルヘルス
,
Bio-Psycho-Social(BPS)モデル
pp.345-350
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000897
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SUMMARY
▷2021年児童生徒不登校数は過去最多.不登校児の割合は,小学生1.3%,中学生5.0%.
▷コロナ禍は児童生徒のメンタルヘルスに負の影響を与え,小中高校生のうつ症状が増えた.
▷不登校のきっかけとして,本人の無気力・不安感の頻度が高かった(49%).
▷Bio-Psycho-Social(BPS)モデルに基づく不登校のリスク要因の整理と支援が役立つ.
▷不登校を長引かせてしまう持続因子を軽減し,患者を支える保護因子を増やす対応が必要.
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