特集 小児COVID-19の現在地と小児医療に与えたインパクト
Ⅲ.新型コロナ時代の子どもの課題
新型コロナ時代における小児在宅医療の課題
大隅 朋生
1
1医療法人財団はるたか会あおぞら診療所せたがや
キーワード:
COVID-19
,
小児在宅医療
,
療的ケア児
,
人工呼吸器
Keyword:
COVID-19
,
小児在宅医療
,
療的ケア児
,
人工呼吸器
pp.351-355
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000898
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SUMMARY
▷小児在宅患者の新型コロナ陽性者数の傾向は国内統計とほぼ同様の傾向を示した.
▷医療的ケアを必要とする子どもたちの感染率は,人工呼吸器・気管切開の有無に関係なく大部分が軽症だった.
▷家族が感染すると,在宅ケアの継続が困難になるという問題が顕在化した.
▷感染への不安から,通常利用している訪問看護や訪問リハビリなどの外部サービスの利用を控えるケースが増加した.
▷学校など教育機関の学級閉鎖等の対応基準があいまいで一貫性を欠く対応が散見された.
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