不登校と疾患 慢性疾患と不登校 小児糖尿病を中心に

＜Key Points＞(1)学校および社会生活のなかでまだまだ慢性疾患への理解と受容が浸透していない現実があり、これらを契機として適応障害や不登校につながるケースが少なくない。(2)1型糖尿病の疾患への理解と支援策では、特別な病気として扱うのではなく、子どもたちに孤立感を感じさせない環境作りが重要である。(3)2型糖尿病の疾患への理解と支援策では、疾患背景に心理･社会的問題が存在していることが多いので、チーム医療を中心とした子どもと家族への支援が重要である。