Japanese
English
特集 消化器疾患に対する縮小手術の可能性
8.Crohn病肛門病変に対する機能温存縮小手術
Function preserving surgical approach for perianal Crohn’s disease
佛坂 正幸
1
,
金丸 幹郎
1
,
新名 一郎
1
,
黒木 直哉
1
,
岩村 威志
1
M. Hotokezaka
1
,
M. Kanemaru
1
,
I. Niina
1
,
N. Kuroki
1
,
T. Iwamura
1
1潤和会記念病院外科
キーワード:
Crohn病
,
痔瘻
,
肛門周囲膿瘍
,
seton法
Keyword:
Crohn病
,
痔瘻
,
肛門周囲膿瘍
,
seton法
pp.1338-1342
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1338
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Crohn病では痔瘻・肛門周囲膿瘍を高頻度で合併する.多くは難治性・再発性で治療に難渋する.瘻管切開術や瘻孔切除術など括約筋を損傷する手術を行うと,便失禁や排便障害をきたし,患者の生活の質(QOL)を大きく損なうことがある.このため,肛門機能を温存する目的でseton法による外科治療が推奨されている.Seton法では長期間の治療を必要とする場合があり,経過中,発癌の可能性を常に念頭におく必要がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2020