特集 知っておきたい小児炎症性腸疾患(IBD)
V.小児IBDの治療
小児Crohn病の治療指針
清水 泰岳
1
1国立成育医療研究センター消化器科
キーワード:
Crohn病
,
炎症性腸疾患
,
予後不良予測因子
,
トップダウン療法
Keyword:
Crohn病
,
炎症性腸疾患
,
予後不良予測因子
,
トップダウン療法
pp.445-450
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000120
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
SUMMARY
▷小児Crohn病の寛解導入療法は,原則として,完全経腸栄養療法で開始する.
▷ただし,予後不良予測因子を有する場合には,抗TNF-α抗体製剤を治療開始後の早い段階で導入することを考慮する.
▷予後不良予測因子としては,痔瘻,広範な小腸病変,小腸~大腸に及ぶ広範囲病変,大腸の深い潰瘍病変,狭窄や瘻孔病変,重度の成長障害などである.
Copyright © 2023, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.