特集 地味に進化している⁉ 定番の婦人科診療をブラッシュアップ
I.子宮疾患および月経関連疾患
4.多囊胞性卵巣症候群(PCOS)
岩佐 武
1
,
野口 拓樹
1
,
山本 由理
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部産科婦人科学分野
キーワード:
多囊胞性卵巣症候群(PCOS)
,
抗ミュラー管ホルモン(AMH)
,
多毛
Keyword:
多囊胞性卵巣症候群(PCOS)
,
抗ミュラー管ホルモン(AMH)
,
多毛
pp.1326-1331
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001437
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要旨
日本における多囊胞性卵巣症候群(PCOS)の診断基準が2023年12月に改訂された(日産婦2024).日産婦2024では,診断項目として抗ミュラー管ホルモン高値と多毛が新たに採用され,思春期女性への対応も示された.日産婦2024は日本人を対象とした調査をもとに策定されており,わが国のPCOSの特徴を的確に反映している.また,国際的な診断基準との整合性も高く,日産婦2024で診断されたPCOSは国際基準を必ず満たすことになる.

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