特集 イラスト・写真でコツがわかる!産婦人科小手術&低侵襲手術
第3章 低侵襲手術の実際とコツ
C.卵 巣
3 遺伝性乳がん卵巣がん/リスク低減卵管卵巣摘出術
小林 佑介
1
1筑波大学医学医療系 産科婦人科学
pp.264-269
発行日 2025年3月25日
Published Date 2025/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001166
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ここがコツ!
●腹腔鏡下に腹腔内の十分な観察と腹腔洗浄液細胞診,腹膜に所見があれば生検を行い,卵管と卵巣の完全摘出に留意する.
●遺伝性乳がん卵巣がんに対する卵巣がん一次予防としてのリスク低減卵管卵巣摘出術の役割を認識し,推奨される適切な時期での施行を強く心がける.
●臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングや病理医による手術検体の連続切片評価,乳腺外科医による乳がん既往症例における再発リスク評価等,他診療科との連携も重要である.

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