特集 イラスト・写真でコツがわかる!産婦人科小手術&低侵襲手術
第3章 低侵襲手術の実際とコツ
C.卵 巣
2 卵巣囊腫/腹腔鏡補助下卵巣囊腫摘出術(LAC)
上谷 真生
1
,
五十嵐 敏雄
1
1帝京大学ちば総合医療センター産婦人科
pp.259-263
発行日 2025年3月25日
Published Date 2025/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001165
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ここがコツ!
●腹腔鏡補助下卵巣囊腫摘出術(LAC)は大きな卵巣囊腫を腹壁直下で穿刺して内容液を吸引し,体腔外に出して卵巣から囊腫壁を摘出し縫合修復する術式である.
●卵巣囊腫の下方を上転させると靱帯よりの囊腫表面のたるみを体腔外からペアン鉗子で把持できるので,少しずつ中央にずらして2本のペアン鉗子で囊腫を把持固定する.
●2本のペアン鉗子の間をメスで切開し太い吸引管で吸引すると,内容液の漏出を少なくできる.

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