今月の臨床 ―外来担当医として知っておきたい―婦人科腫瘍の卵巣機能・妊孕性温存療法
子宮体がん編
子宮内膜異型増殖症・早期子宮体がんに対する高用量MPA療法
三橋 暁
1
1獨協医科大学産科婦人科学教室
キーワード:
子宮体がん
,
高用量MPA療法
,
妊孕性温存療法
Keyword:
子宮体がん
,
高用量MPA療法
,
妊孕性温存療法
pp.783-790
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211327
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●妊孕性温存を希望する若年の子宮内膜異型増殖症および子宮体がん症例に高用量MPA療法が推奨されている.
●若年の子宮内膜異型増殖症および子宮体がん症例は,多囊胞性卵巣症候群や肥満・インスリン抵抗性を有する頻度が高く,高用量MPA療法にメトホルミンを併用することによる再発率の低下が期待される.
●現在,MPAを用いた妊孕性温存療法にメトホルミンを併用する医師主導治験が行われており,その結果が待たれる.
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