特集 ホルモン療法の使い分けと使用中・使用後のあるある
Ⅰ.生殖可能年齢の病態あるある
8.一般不妊治療における黄体機能不全,生殖補助医療の黄体補充の使い分けと効果
土屋 貴裕
1,2
,
片桐 由起子
1,2
1東邦大学医学部産科婦人科学講座
2東邦大学医療センター大森病院リプロダクションセンター
キーワード:
投与経路
,
組織濃度
,
天然型
Keyword:
投与経路
,
組織濃度
,
天然型
pp.1012-1016
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000850
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要旨
胚の着床に必要な黄体ホルモンであるが,血中プロゲステロン濃度測定,基礎体温,子宮内膜日付診等により黄体機能不全が診断されてきた.しかし,正確性,侵襲性,血中濃度と組織濃度の乖離等,その評価も変遷してきている.また,生殖補助医療における胚移植においては内因性性ステロイドホルモン分泌の有無によらず,ホルモン補充が複数のガイドラインで推奨されている.剤型や投与経路による違い等も考慮した診療が望まれる.
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