特集 ホルモン療法の使い分けと使用中・使用後のあるある
Ⅰ.生殖可能年齢の病態あるある
7.一般不妊治療ならびに生殖補助医療の排卵誘発・排卵トリガーの使い分けと効果
土信田 雅一
1,2
,
竹内 巧
1
,
松林 秀彦
1,2
1リプロダクションクリニック東京
2リプロダクションクリニック大阪
キーワード:
クロミッド
,
レトロゾール
,
hMG
Keyword:
クロミッド
,
レトロゾール
,
hMG
pp.1006-1011
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000849
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要旨
・一般不妊治療ならびに生殖補助医療(ART)の排卵誘発剤は,内服(クロミフェンクエン酸塩,シクロフェニル,レトロゾール)と注射(hMG製剤,FSH製剤)に大別される.トリガーにはGnRHアナログおよびhCG製剤があるが,GnRHアナログによるトリガーはARTのみに適応がある.
・内服には排卵誘発効果や頸管粘液,内膜の菲薄化の有無に特徴がある.hMG製剤やFSH製剤で高刺激を行う際には排卵抑制が必要となるが,排卵抑制の方法やトリガーも症例による使い分けが重要となる.
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