特集 プロゲステロン・プロゲストーゲン・プロゲスチン-黄体ホルモンのすべて-
黄体ホルモンの臨床 黄体ホルモンと生殖補助医療
岩佐 武
1
,
野口 拓樹
,
山本 由理
1徳島大学 大学院医歯薬学研究部産科婦人科学分野
キーワード:
Progestins
,
凍結保存
,
投薬計画
,
胚移植
,
ホルモン補充療法
Keyword:
Drug Administration Schedule
,
Cryopreservation
,
Hormone Replacement Therapy
,
Embryo Transfer
,
Progestins
pp.963-967
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022284585
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生殖補助医療では生理的状態から乖離した内分泌環境になりやすく、ホルモン剤を用いた介入が必要となる。黄体ホルモンの補充は新鮮胚移植と凍結融解胚移植(ホルモン調整周期)の両者において必要とされるが、外因性のホルモンのみで妊娠の成立・維持を行う後者では、より綿密な調整が求められる。適切な黄体補充を検討するにあたり、薬剤の種類と投与経路の選択、薬剤の投与量と投与期間の設定、胎児への影響についての情報把握などが必要となる。
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