特集 ホルモン療法の使い分けと使用中・使用後のあるある
Ⅰ.生殖可能年齢の病態あるある
9.乳汁分泌症,高プロラクチン血症に対するホルモン療法の使い分けと薬剤性高プロラクチン血症の管理
合阪 幸三
1
1医療法人財団小畑会浜田病院産婦人科
キーワード:
高プロラクチン血症
,
ドパミン受容体作動薬
,
マクロプロラクチン血症
Keyword:
高プロラクチン血症
,
ドパミン受容体作動薬
,
マクロプロラクチン血症
pp.1017-1021
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000851
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
要旨
高プロラクチン血症と診断した場合,血中プロラクチン値が100ng/mL以上であれば下垂体腺腫の有無についてMRI検査を行い脳神経外科医にコンサルトしておく.手術適応ではないと診断された場合は,薬物療法の適応となる.また薬剤性高プロラクチン血症の存在も心すべきで,薬歴の聴取も大切である.薬剤としては,カベルゴリンが広く用いられている.血中プロラクチン値が高値にもかかわらず臨床症状のみられない,マクロプロラクチン血症の存在にも注意が必要である.
Copyright © 2024, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.