特集 エキスパートに聞く!不妊治療施設における指針と工夫
Ⅰ.一般不妊治療
2.排卵障害に対する治療指針
岩佐 武
1
,
野口 拓樹
1
,
山本 由理
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部産科婦人科学分野
キーワード:
クロミフェン
,
レトロゾール
,
FSH製剤
Keyword:
クロミフェン
,
レトロゾール
,
FSH製剤
pp.723-728
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001254
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要旨
排卵障害に対しては,病因・病態を正確に把握したうえで,重症度に応じた最適な治療法を選択する.クロミフェンクエン酸塩,アロマターゼ阻害薬,ゴナドトロピン製剤などが適用となるが,いずれの治療法であっても多胎妊娠や卵巣過剰刺激症候群の発生予防に留意する必要がある.また,やせや肥満,ストレス等が関与する場合には,食事指導や環境改善により根本的原因の除去に努める.

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