特集 これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
第2章 各論
A 生殖内分泌
6 一般不妊治療における排卵誘発とトリガー
杉山 由希子
1
,
本田 晴香
1
,
柴原 浩章
1
1兵庫医科大学医学部産科婦人科
pp.128-135
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000644
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薬剤選択のポイント
排卵誘発については,経口剤にクロミフェンクエン酸塩やレトロゾールがある.注射剤にゴナドトロピン療法としておもにホリトロピン アルファ(遺伝子組換え)を用いた卵胞刺激ホルモン(follicle stimulating hormone:FSH)低用量漸増療法がある.
高プロラクチン血症を伴う排卵障害の場合は,原因薬剤の変更もしくは休薬,甲状腺機能低下症の治療,手術,ドパミンアゴニスト製剤など症例ごとに検討する.高プロラクチン血症の詳細については,第2章 各論 A.生殖内分泌 10.高プロラクチン血症の項を参照.
トリガーとしては,ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンやコリオゴナドトロピン アルファ(遺伝子組換え)を使用する.
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