特集 どうする?産婦人科救急―ハイリスク患者の周術期管理―
IV.どうする?早期の手術が必要な重症合併症婦人科患者の周術期管理―主治医とのコミュニケーションの視点から―
13.急性期肺血栓塞栓症を合併した婦人科悪性腫瘍患者への対応
山本 剛
1
1日本医科大学付属病院心臓血管集中治療科
キーワード:
がん関連静脈血栓塞栓症
,
急性肺血栓塞栓症
,
婦人科悪性腫瘍
Keyword:
がん関連静脈血栓塞栓症
,
急性肺血栓塞栓症
,
婦人科悪性腫瘍
pp.808-811
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000776
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要旨
婦人科悪性腫瘍患者での静脈血栓塞栓症の合併頻度は高く,術前からの合併も少なくない.術前に急性肺血栓塞栓症と診断された場合,病態が安定した後に手術を予定するが,そのタイミングは肺血栓塞栓症の予後リスク,残存する深部静脈血栓,下大静脈フィルターの適用性,周術期抗凝固療法の継続性,がんの悪性度・ステージ,手術施行による血栓リスクの増減などから症例ごとに判断する.
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