特集 これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
第2章 各論
B 女性医学
7 子宮内膜症・子宮腺筋症
谷口 文紀
1
1鳥取大学医学部産科婦人科学
pp.225-231
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000660
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薬剤選択のポイント
まず症状の程度,年齢,重症度,および挙児希望の有無を把握する.
ホルモン療法の第一選択として,低用量エストロゲン・プロゲスチン製剤(low dose estrogen progestin:LEP)やプロゲスチンをすすめる.症状が持続する場合には,ゴナドトロピン放出ホルモン(gonadotropin releasing hormone:GnRH)アゴニスト・アンタゴニストの投与を考慮する.
子宮内膜症の治療においては,薬物療法および手術療法のいずれも単独で根治させることは難しい.
子宮腺筋症患者には,子宮内膜症と同様の薬物療法が有効である.
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