特集 着床を考える
子宮筋腫・子宮内膜症・子宮腺筋症と着床障害
田中 佑輝子
1
,
北脇 城
1京都府立医科大学 女性生涯医科学
キーワード:
子宮筋腫
,
子宮内膜症
,
子宮腺筋症
,
妊孕性温存
,
着床障害
Keyword:
Leiomyoma
,
Endometriosis
,
Adenomyosis
,
Fertility Preservation
pp.1253-1256
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021034588
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子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症は、それぞれ物理的に着床を妨げるだけではなく、着床に重要な因子にも変化を与える。しかしながら、手術療法や薬物治療によって、着床因子の改善が報告されているものもあるが、着床率を上昇させるかどうかに関しては結論が出ていない。いずれの疾患においても、一般的な不妊治療を行うことが勧められているが、病変が大きい場合には摘出後の不妊治療が勧められる。
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