特集 これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
第2章 各論
B 女性医学
6 性別不合/性同一性障害
中塚 幹也
1
1岡山大学大学院保健学研究科岡山大学ジェンダークリニック
pp.219-224
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000659
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薬剤選択のポイント
エストロゲン製剤の副作用である血栓症や肝機能障害に関して,筋注や経皮剤のほうが経口剤より安全性が高い.
トランス女性に対して,黄体ホルモン(プロゲスチン)製剤は併用しない.
二次性徴がはじまり性別違和感が増強した場合,性ホルモン製剤ではなく,ゴナドトロピン放出ホルモン(gonadotropin releasing hormone:GnRH)アゴニスト製剤を使用する.
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